さとりちゃんのつぶやき
- 2016-12-01
- さとりちゃんのつぶやき
≪12月のさとりちゃんのつぶやき≫
[お地蔵さん]
一般的に親しみをこめて「お地蔵さん」や「お地蔵様」とよばれる石像ですが、正式には「地蔵菩薩」といい仏教の信仰対象である「菩薩」の一尊です。
地蔵菩薩は、状況によって色々なものに姿を変え、八面六臂(はちめんろっぴ)(多方面で何人分もの力を発揮する)の大活躍をすると言われています。
やさしい顔立ちのお地蔵さんは、慈悲深く肝要で、妊婦の安産を守護すると言う「子安地蔵」、災難にあった人の苦しみを地蔵菩薩が身代わりになって引き受けてくれる「身代わり地蔵」、集落や村の境界や道の辻を守る「道祖神」、交通事故があった場所に新たに置かれる地蔵は、「ここで二度と痛ましい事故が起こらないように」との願いを込めて「交通安全祈願地蔵」など、お地蔵様に様々なことをお願いするようになっています。
よくお地蔵さんには赤い前掛けがかけてあったり、頭に赤い頭巾がかぶせていたり、お菓子がお供えしてあったりします。赤という色は「清く」「正しい」そして「正直な色」と信じられており、魔よけとして赤ちゃんやお地蔵さんに赤いものを着せる風習があります。還暦でも赤いものを身につけますが、これは干支が一巡りして赤子に還るという意味で、お地蔵さんや赤ちゃんが赤いものを身につけるのと同様の意味で贈られています。
神戸平和霊苑にも六地蔵さんが鎮座しております。六地蔵さんは、日本では、仏教の六道輪廻の思想(全ての生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返すとする)に基づき、六道のそれぞれを6種の地蔵が救うとする説から生まれたものです。六地蔵の個々の名称については一定しておらず諸説あります。色々と調べてみると昔から私たちを見守ってくれている、とてもやさしく尊い存在であり、平穏な日常に感謝しつつ、お地蔵さんに改めて敬意を表したいですね。
ご自分の墓所内にお地蔵さんを設置することも可能です。
石の事なら、ぜひ花元石材にお任せください。ご要望をうかがい条件を考慮し、ご満足いただけるように真心込めてお手伝いいたします。